シオンの、わくわくライフ

毎週日曜日、鋭意更新中。暫くブログのあちらこちらがちょいちょい変わります(。-∀-)

盆休みスペシャルヽ(*´∀`)ノ GUN Summit 2016-Last MAN Stands-

こんばんは、橘です(。-∀-)

今回は、盆休みスペシャルと言う事でお送りします(´∀`*)

まぁ、盆休みスペシャルと言っても、写真がいつもより多いってぐらいで、別段変わった事は無いんですが・・・。
強いて言うなら、毎年恒例の、サバゲーの小説風が、下~~の方にあります(。-∀-)
今回は最終戦と言うこともあり、かなり気合を入れて書きましたが、興味の無い人は面白くも何とも無いと思うので、悪しからず( ̄Д ̄;;


盆休み初日の水曜日、10日。
数日前に、仕事から帰ってポストを覗き込むと、こんな物が入っていました。

01 こんな物届いた

金属何でも引き取りますと言うチラシ。
車庫の中の不要な物を片付けようと思っていた私にとって、願っても無いチャンス!
一応会社のOBに頼んで、軽トラをチャーターしておいたのですが、仮に持っていってもらえるなら、非常にありがたいですね(・∀・)

って言うか、私が覚えてないだけで、この手のチラシは年に何回も回ってくるらしいです( ̄Д ̄;;
今は必要だと思っているから気づいただけかな?

02 いじりたい車庫

そんな訳で、これがうちの車庫になります(・∀・)
車は外のカーポートに停めているので、はっきり言って原付と冬タイヤぐらいしか置いてません。
折りたたみのチャリもあるんだけど、パンクしたまま放置です(。-∀-)

03 前の車のマフラー

一番処分したかったのは、前の車のマフラーです。
どこかでヤフオクに出そうかと思っていたのですが、そうこうしていうるちに結構時間が経ってしまい、段々めんどくさくなってきていました。
いや、仮に売れたとしても、今の自分の休日出勤の時給を考えて、その割りに合わなければ、梱包作業とか発送とかしたくないと言うのが本音です(。-∀-)

04 玄関前に

箱はすべて取り除いておいてくれとの事だったので、段ボールを外して玄関前へ。
思ったよりボディは綺麗なのですが、フランジが結構サビサビです(。-∀-)
売ったとしたら、いくらぐらいになったのか・・・。
それは気になるところですね(。-∀-)

仕事前に玄関前に出して、出勤しました。
仕事が終わって帰ってくると、無事不要金属は引き取ってもらえたようです(´∀`*)
車庫にプライベートウォール計画の第一歩を踏み出しました(´∀`*)


昼前になり、仕事が終わる。
午前11時49分から盆休みです。

うちの会社は、年間稼働時間で、仕事の時間が定められています。
一日の仕事時間が決まっているので、それを年の稼動日で割ると、当然半端な時間が出てきます。
その半端な時間が、この水曜日な訳です(。-∀-)

しかし前から気になっていたのですが、うちの会社の長い歴史の中で、始業時間が5分早まったり、休み時間が5分短くなったりと調整してきて、今の時間に至る訳です。
そうすると、本来は11時50分で仕事が終わると言う流れが妥当なのですが、49分のこの1分は一体どこから来ているのか・・・( ̄Д ̄;;
謎である(;´Д`)


盆休み初日と言えば、毎年そばを食いに行く由屋ツアーをしていたのですが、車内があまりにもやかましくて運転に支障が出るので、今年から廃止しました(。-∀-)
メンバーの選定をした上で、後日やろうと思います(。-∀-)

そんな訳でこの日は、由屋ツアーは無いのですが、夜な夜な後輩のケンホサとお好み焼きを食いに行くことになっていました。
6時に合流の予定なので、それまで結構暇です(゚-゚)
最近暇なときによく話す、メカが勤務しているスタンドの受付嬢(?)Sさんとガソリンを入れるついでに、雑談。

Sさん「橘さん、今日あの財布持ってきましたよw」
シオン「マジで!?Σ(゚∀゚)」

あの財布とは、ここ最近二人の間で話題になっていた財布なのですが、Sさんが知人にもらった財布らしいのですが、とにかくヤニくさいとの事。
普通に使う上で支障が出るレベルだと言うことで、どのぐらいくさいのか気になっていました(ノ´∀`*)

Sさん「袋に入れておいたんですよ~」
シオン「なるほど、それならヤニのにおいも飛散しなくて安心だね(´∀`*)」




















05 問題の財布

隙間だらけやんけ(゚Д゚;)!!!

まぁ、とりあえずどの程度ヤニのにおいがあるかどうか確認を・・・(‥ )ン?

06 何か見えてる

何か見えてる(;´Д`)

Sさん「においの素入れておけば、ごまかせるかな~ってw
シオン「ガッカリな結果しか見えない(;´Д`)

07 においの元

めちゃめちゃ挟まっとるで( ̄Д ̄;;

とりあえず、においをかいでみる。

・・・(。-∀-)

・・・(。-∀-)!

・・・(;-∀-)

Sさん「どうですか?」




















芳香剤の香りで、鼻がやられて良く分からない( ̄Д ̄;;

どうやら、Sさんの『芳香剤でヤニのにおいを撃退作戦』は成功したようです。
しかし、これはこれでMeには耐えられない。・゚・(ノД`)・゚・。
問題の財布は、ヤニのにおいを感じることなく終わってしまいました_| ̄|○

後日談ですが、Sさんは鼻がいいのか、この芳香剤のにおいをかぎ慣れてるからなのか分かりませんが、まだ少し気に入らないようです。
えぇ、他にも色々気に入らないところがあるようですが、あえて触れないでおきましょう(。-∀-)


夜6時前・・・。

08 もんじゃ日和

お店に移動。
もんじゃ日和と書いてありますが、お好み焼きも食えます(・∀・)

って言うか、現地集合現地解散です( ̄Д ̄;;
てっきり一旦うちに来て、そこから飯を食いに行き、飯を食い終わった後はうちに来てのんびり雑談と言う流れを想像していたのですが、何とも寂しい感じです( ̄Д ̄;;

6時集合だったので、それよりも前に入り、店内でDSをやりながら時間をつぶす。
程なくして、後輩ケンホサ到着。
早速食い始めます(・∀・)

私はお好み焼き派なのですが、後輩ケンホサはもんじゃ派らしい。
食べたこと無いので、焼いてもらいます(・∀・)

09 ケンホサもんじゃ

あまり慣れてない手つきに見えますΣ(゚∀゚;)

10 これがもんじゃ

そして完成、もんじゃ焼き(。-∀-)
・・・なんか、想像してたのと違う(;-∀-)
まぁ、想像してたって言うより、基本は良く分からないんですけどね(・∀・)
食べてみると、味は割りと見たまんまでした(。-∀-)

11 橘お好み焼き

続いて私も、お好み焼きを作ります。
結構久々に作った割には、よくできましたね(´∀`*)
味も悪くなかった(。-∀-)

もんじゃも味は悪くないのですが、個人的にはお好み焼きの方が、食った感があって好きかな?
2時間ほどのんびり飯を食い、食べ終わったところで解散となりました(。-∀-)


盆休み、本当の初日、11日。

この日は、以前からブログで言っていた、GUN Summit 2016-Last MAN Stands-がありました(。-∀-)
平たく言うと、サバゲーです

ただ、いつもは夜やっていたサバゲーですが、今回は人数が多いと言うことで、場所を変えました。
加えて、普段やっている場所ではないうえに、慣れない分危険が伴うと言うことで、夜ではなく昼になりました(。-∀-)

以前から言っていたこのサバゲーですが、私にとっては引退試合でした。
前から考えていた事なのですが、当時ほど、メンバーが集まれなくなったこと。
地元に、ちゃんとしたサバゲーのフィールドができた事により、ちゃんとしたユーザーがこれから増えるであろう事を考えると、我々のようなにわかユーザーが、何らかの形で迷惑をかけるかもしれないかもしれないから、ここで高校時代からのチームを解散することにしたのです

今でもまだ現役でサバゲーをやっている者、これからもまだ続けていきたい者は、新しいチームを作るなり、他のチームに所属するなり、色々な道があると思います。
そのために、チームの創設リーダーである私が、ケジメをつけるべきだと考えたから、今回を引退試合としたわけです(。-∀-)

Last MAN Stands・・・とは、厳密に直訳すると意味は違うのですが、最後まで立っていた者、と言う意味です。
この期における最後まで立っていた者とは、要するに戦場で生き残った者と言う意味でつけました、私が(´∀`*)
優勝したいですが、今回参加者が40人近くいるので、果たしてどうなることやら(´∀`*)

まぁ、現在フリークライマーとして活動中の私は、昔ほど熱くはなれないだろうと思っていましたからね。
そう、思っていたんです。

しかし、あんな熱い戦いになるとは!!

詳細は一番下の『続きを読む』以降にあります(。-∀-)
興味の無い方は、スルーしてください(´∀`*)


盆休み二日目、12日。

前日の11日の夜、いとこたちが遊びに来ました(・∀・)
いとこの両親2人+いとこ+いとこの奥さん+子供の、計5人です(´∀`*)
11日の夜は少し実家に顔を出したのですが、疲れていたので顔を見て帰宅しました(。-∀-)

12日は、朝からいとこの電話で起こされる。
せっかくなので、みんなでどこかに出かけたいと言う事になり、長岡の金物市に行くことになりました(・∀・)

メンバーは、いとこたち5人と、私とばーちゃんの計7人です。
人数が多いので、車は2台。
1台は私の車ですが、もう1台は・・・

12 28万のウィンダム

いとこのお父さん(以下おじさん)のレクサスES。
おじさんは、定年退職を迎え、現在中古車屋でバイトをしています(。-∀-)
年式や細かい話は忘れましたが、28万で買ったらしいです。
中古車屋がどれだけ儲けているかわかるだろう?と言っていました(´∀`*)
いい買い物だなぁこれ(・∀・)
まぁ、あんまり興味は無いけど(ノ´∀`*)

午前10時ごろ地元を出発し、2台で長岡を目指す。
いとこの子供・・・と言っても、まだ8ヶ月の赤ちゃんなので、道中サービスエリアに寄りながら現地を目指します(。-∀-)

12時ごろ、長岡到着。
観光物産展(だったかな?)に行き、金物市を見学(・∀・)
私もものづくりをしている上で、興味はありました(´∀`*)

13 長岡金物市

金属製品が色々並んでいます(・∀・)

14 良さそうな包丁多数

( ゚д゚)ハッ!
こ、これは!!
前長岡の鍛冶屋のHPを見て良さそうだと思っていた包丁!!
か、買って帰ろうかしら(ノ´∀`*)




















15 いい物は高い

高ぇぇぇぇ(゚Д゚;)ぇぇぇぇぇ!!!!!

とても手が出ない(´Д⊂グスン
ま、まぁ、最近食事制限のため料理をしていない私にとっては、無用の長物・・・。
諦めよう(´Д⊂グスン

その後、大人しいいとこの子供をしり目に、飯食わせろとうるさいばーちゃんの希望を聞き入れ、1時間ちょっと中をうろうろしたところで、金物市を後にしました。
受付の人に、近くに定食屋はあるかと聞いたら、昼間から営業している居酒屋があるとの事。
車で5分移動したところにある、『ぜんてい』と言う居酒屋に到着(・∀・)
外観の写真は忘れました_| ̄|○

16 いとこたちと食事

店内にて待機(。-∀-)
こちら側にも、私とばーちゃんといとこのお母さん(以下おばさん)がいます。

17 料理運ばれてくる

そして、続々と運ばれてくる料理。
いとことおばさんの、海鮮・・・えーっと、料理名忘れた(ノ´∀`*)

18 肉食ばーちゃん

肉食ばーちゃんのステーキ定食。

19 ロースとビーフ丼

おじさんのローストビーフご膳(・∀・)

20 とりカツ定食とラーメン

そして私の、とりカツ定食とラーメン(ノ´∀`*)

21 ぜんていご膳

いとこの奥さんの、ぜんていご膳ってすげぇ量だなこれΣ(゚∀゚;)
一人で食えるのか!?と思いきや、いとこの奥さんは体の割には良く食う人でした(・∀・)
とは言え、全部食いきることはできなかったので、残りはこの残飯処理班橘シオンが美味しくいただきました(ノ´∀`*)

その日の夜は、久々に実家に泊まりました。
いとこと久々に酒を飲みたかったので、自前のウォッカ持参で泊まりに行き、夜な夜な酒を飲み、最終的には実家のリビングのソファーで寝ました(。-∀-)


盆休み三日目、13日。

実家に泊まったので、この日の朝は実家のリビングで目覚める。
ソファーに寝たので、言うまでも無く体が痛い( ̄Д ̄;;

この日は、いとこたちが帰る日でもあり、墓参りに行く日でもありました。
朝早くに実家に集合するのが面倒だからと言う理由で、実家に泊まったのもあります(。-∀-)

朝10時ごろ、実家を出発して墓参りに。
いとこたちも参加したかったのですが、子供がいることを考慮し、今回は見送り。
玄関前での解散となりました(。-∀-)

墓参りに行き、帰ってきたところで実家の面々と解散し、自宅へ。
自分の布団でゆっくり寝ることにしました(。-∀-)

その日の夜、実家にいる妹夫婦は、旦那の実家へ泊まりに行き、おかんは自分の実家へ帰り、おとんは魚釣りに出かけてしまったので、ばーちゃんが一人になります。
と言う事で・・・

22 ばーちゃんとすし

結構久々に、ばーちゃんと一緒にお出かけしました(・∀・)
と言っても、夕飯食いに行っただけだけどね(。-∀-)

向かった先は、これまた久々にかっぱ寿司。
ここのところばーちゃんと出かけると、かっぱ寿司以外のところが多かったので、こちらもまた久々です(・∀・)

23 焼きサーモン

色々食べますが、最近やっぱりこれが好きだなぁ~と感じました。
サーモンは、どこで食べてもそんなに味が変わらなくていいですよね(´∀`*)
焼きサーモンは、特に好きです(´∀`*)

24 皿の枚数

食い終わり(´∀`*)
食欲の衰えない33歳(20皿)と、バケモンの92歳(9皿)( ̄Д ̄;;
相変わらず良く食う。
長生きしそうだぜ、このばーちゃんは(。-∀-)

その後、実家にばーちゃんを送り届け、風呂に入ったところで、自宅に帰りました(。-∀-)


盆休み4日目、14日。

この日は、一日予定がありませんでした。
体は重いが、登りに行こうか・・・とも考えましたが、考えてみればこの盆休み、何だかんだでバタバタしていて、ちゃんと休んでなかった(。-∀-)
と言う事で、この日は一日家事をしたり昼寝をしたりして、だらだら過ごしました。

夜になったところで・・・

25 マックにて

ノートPCを持って、マックへGOヽ(*´∀`)ノ
サバゲーの内容を小説風にまとめようと思い、マックで執筆活動をする事にしました。
6時半から9時ごろまで作業し、あらからまとまったところで、マックでバイトしている友達(だいぶ年下)と少し雑談してから、帰りました。

26 その夜酒盛り
27 えび

帰りにスーパーに寄ったら、半額祭りが開催されていたので、盆休み初の自宅酒盛りヽ(*´∀`)ノ
最近、飲みすぎよりも食いすぎてダウンする事が多かったので、シメを食うことを考慮したツマミを買ってきて酒盛りしました(・∀・)
私はやっぱり、シメは大事だと悟りました。
ツマミはどうでもいいらしいです(。-∀-)
シメですよシメ!

まぁ、肝心のシメの写真が無いんだけどね(;-∀-)


盆休み最終日、15日。

色々考えた結果・・・

28 最終日はやはり

最終日はやはり、安定の渚に行くことにしました(´∀`*)
なぜか超久々に、ビッグウェーブが食べたくなり、ビッグウェーブつけ麺肉ましまし特盛味濃い目を注文。
かな~り久々にビッグウェーブ食ったけど、何だかんだでやっぱり一番これが美味いかもしれないと思い始めてきました(。-∀-)

ちなみに、最近にんにくは無くされ、希望する人は申請する形になりましたが、私はどうやら無い方がいいようだ(・∀・)
あってもいいんだけど、無くてもきにならないところを見ると、無い方がいいっぽいです。

逆に、もやしが結構大量に乗ってくる事を考えると、スープは濃い目じゃないといけません。
それは譲れません(。-∀-)
久々のビッグウェーブ大満足(´∀`*)
今回はチャーシュー飯がつきませんでしたが、その分野菜の量がおかCのでちょうどいいです(ノ´∀`*)

食べ終わった後は、帰り道の渋滞を考慮して、高速で帰ってきました。
金はかかったけど、ちんたら走ってられるかっ!ヽ(`Д´)ノ

家に帰った後は、ゆっくり昼寝しました(´∀`*)
最終日だからね(´∀`*)


今回は、こんな感じの盆休みとなりました。
食べる量は多少抑えていましたが、やはり連休が続くと食べてしまいますね(ノ´∀`*)
明日からまた、仕事も減量も頑張りたいと思います(´∀`*)



ここから下は、GUN Summit 2016-Last MAN Stands-の記事になります。
小説風にアレンジされています。
台詞や動作は一部中二病っぽくなっていますが、ほぼノンフィクションです(ノ´∀`*)


最初にある程度簡単にルールを説明しておくと、今回は人数が多いので、最初のスタート地点はくじ引きで決まります。
チーム戦ではなく、完全個人戦で、夜間射撃訓練の時にあった細かいルールは、今回すべてなしになっています。
アルティメットな戦いでしたが、ほんの一瞬だけ、熱くなることができました(´∀`*)

今回は、そんなお話です。
続きを読むを押してね(スマホの人は、そのまま本文が始まります)→
32 愛銃

静かに目を開くと、そこには今まで見ていた世界とは違う世界が広がっていた。

家を出る前、いつものように『儀式』を済ませた。
水風呂に入り、呼気が冷たくなり、体の感覚がなくなるまでの入水。
生命に危機が及ぶ直前になったところで、水風呂から体を引き上げる。
椅子に座り、目を閉じる。
少しずつ体温が戻り、呼気の温度も上がっていく。
それと同時に、自分以外の『自分』が、少しずつ蘇ってくる。
そして、『自分』が目を開くと同時に、戦場へ行くための覚悟が固まるのだ。
それは、世界が今までとは違う色に見える瞬間だった。

戦場に到着し、指示されたポイントへ移動する。
コードネーム『ZAN』は、フィールドの中でも駐車場、つまり出入り口に近い場所からのスタートなった。
身を隠す物が何も無く、狙われやすい場所だったが、逆に周りに遮蔽物が無く、敵の居場所が分かりやすいと言う利点もある。
とは言え、このフィールドで戦いなれていないZANにとって、この場所はあまりに不利であった。
どこに隠れる事ができるか把握し切れてない以上、どこに敵が隠れていそうかは、自分の目で見つけるしかなかったからだ。
ZANは、身を隠せそうなポイントで、遠距離から相手を狙撃する作戦を用意していた。
いわゆる『潜伏型』である。
今回与えられたスタート地点では、それをする事が不可能となった。

正午丁度になり、ロケット花火が一発上がる。
戦いを始める合図だ。
いつものロケット花火だが、今回は条件が違う。
いつもは『夜間射撃訓練』と呼ばれるように、夜の12時をスタートにしていたが、今回は人数が多く、場所が場所なだけに、昼の12時スタートとなった。
作戦も、昼と夜では大きく違う。
ここ最近夜の戦いに慣れていたZANにとって、これもまた不利な材料である。

戦いが始まり、ZANは周囲を見渡す。
今現在敵が潜んでいそうな場所があるとすれば、目の前にある大きな建物の中か、その建物の左右にある物陰。
距離はある、もし仮に敵が居たとしても、そう簡単にここまで弾は到達しないだろう。
十分距離をとり、こちらの射程で勝負し、確実に一体ずつ倒す。
大体の作戦が決まる。

パラララララララッ

遠くでマシンガンの音がする。
普段は夜間の戦いでは、マシンガンを使用する者は限りなく少ない。
『夜』と言う利点を使うために、自分の居場所を極力悟られないよう、マシンガンをあえて選ばないのだ。
それを発射した瞬間、自分がそこにいると周囲に教えているようなものだからだ。
しかし今回は昼。
つまり、マシンガンを使おうが使うまいが、明るみの下では身を隠す事は不可能だからだ。

耳を澄ますと、早くも激しい撃ち合いが展開されているようで、遠近色々な場所から発砲音が聞こえる。
その音を頼りに、敵の居場所を把握する。
建物の中からも、音が聞こえる。
一対一ではない、数名で撃ち合っているようだ。
手持ちの愛銃『DINO』に弾を込めながら、一段落するのを待つ。
準備を済ませ、周囲に気をめぐらせつつ建物に少しずつ近づいていく。

銃声が一瞬止んだかと思った次の瞬間・・・

プシュゥゥン!!
カララララララッ!!
バチバチバチバチバチッ!!

戦慄が走る。
今まで聞いたことの無い音だった。

「ハンドガンやライフルなら、単発の発砲か、連射できるタイプなら連続の発砲音。マシンガンタイプなら、感覚の短い発砲音。しかし今の音は、まるでショットガンのような音。いや、仮にショットガンだとしても、発砲音は聞こえるはず。そして何より、ある方向に向けて撃ったとしたら、必ずその方向にある物に弾が当たる。その音は、大体均一に聞こえるはずだ。」

建物に近づいていたZANは、瞬間的に身を伏せ、その音を分析する。

「だけど今の音は、発砲音じゃなくて、ガスが噴射されるような音だった。何か硬い物が地面を高速で回転するような音。何より弾が、四方八方にばら撒かれるような音だった。」

未だかつて、夜間射撃訓練では聴いた事の無いその音に、ZANは心当たりがあった。

「ハンドグレネード(手榴弾)か!!」

ハンドグレネードは、ここ数年でサバイバルゲームユーザーに広まり始めた武器で、内部にガスを充填し、弾を込める。
仕組みは本物の手榴弾と同じで、ピンを抜くと一定時間で炸裂する。
時限式が一般的だが、衝撃を与える事で炸裂するタイプもある。
だが衝撃を与えるタイプは、爆発音のような物が聞こえるが、今はガスが噴射されるような音が聞こえた。

「時限式か・・・」

今までの夜間射撃訓練では、ハンドグレネードを使う者はいなかった。
しかし今回は昼。
しかも、今まで戦った事の無い参加者が多数参加している。
ZANは、厄介な者が現れたなと思った。

ハンドグレネードの炸裂音から暫くして、2名の被弾者が建物から出てきた。
ハンドグレネードにやられたのだろうか?

「あっ!」

ZANは、そのうちの1名を見て声を上げた。

「DRAGUNOVA(ドラグノフ)・・・」

自分の愛銃『DRAGUNOVA-SVD-』にちなみ、コードネームを『ドラグノフ』と名乗っているその男は、ZANのライバルだった。
この戦いで勝負する事を、何より楽しみにしていたZANは、ショックを隠せなかった。

そんなZANに気づいたドラグノフが、ZANに近寄り・・・

「手ごわいぞ、今回の相手は・・・」

耳打ちをし、本部に戻るドラグノフ。
ZANは、建物の正面突破を不可能と察し、左手に回り込む。
建物を正面に見て右手には、出入り口がもう一つある。
正面と右手の出入り口は危険だと判断し、この敵を後回しにする事にした。

「しかし、時間を与えると、ハンドグレネードの準備をする時間を与えてしまう・・・」

建物左手に背中を預け、その先の気配を伺いつつ、正面の出入り口からの気配にも気を配る。
ハンドグレネードを所持する者と対峙するとしたら、距離が欲しい。
ハンドグレネードは、散弾範囲は広いが、飛距離はそれほど長くない。
中・遠距離向きではない。

「敵が一人とは限らない。そもそも、グレネードは何発あるんだ?ピンを抜いてから発動するまでの時間は・・・?」

そんな事を考えつつ、その者との対峙は後回しにしようと考えた。
建物左手から、建物を回り込もうと思った次の瞬間・・・

ジャリッ

「!?」

後ろから足音が聞こえ・・・

カシュッ
カラカラッカラン

何かを引き抜くような音、そして何かがこちらに高速で転がってくるような音。

「くそっ!」

建物の左側に走って回り込む。
その最中、一瞬後ろをチラッと見る。

「!!」

黄色く、円筒状の物が、3mの位置まで近づいていた。
建物を回りこんだ瞬間に・・・

プシュッ!!
カララララララッ!!
バチバチバチバチッ!!

「!!」

ハンドグレネードの炸裂に驚く間もなく、正面の建物の陰からこちらを狙う者一人。

パララララララッ!

正面からマシンガンを撃ち込まれる。

ダァン!ダァン!ダァン!!

瞬間的に地面を蹴り、左側へ飛び、銃弾をかわすと同時に、相手目掛けて銃弾を打ち込む。
建物の物陰の先に敵がいる事は、ある程度想定していた。

相手には、銃弾は当たらなかった。
しかしZANも、ハンドグレネードとマシンガンの被弾は避けた。

「前と後ろに敵がいる。正面突破はできないが、後ろにも引けない・・・っ!」

息を整えながら、ZANは次の一手を考える。
が、この状況を打破する事はできない。

「あの頃に戻りてぇ・・・」

身を低くし、DINOを構えるZANから出た言葉。
昔はもっと強く、敵をバンバン殲滅していた時期があった。
その時ZANは『ソニックシューター(音速の狙撃手)』と呼ばれていた。
今より動け、そして強かったあの頃。
この戦いが引退試合と言ったZANは、とっさに昔を思い出してしまった。

思えば、冷水の風呂に浸かる儀式も、昔の自分を呼び覚ますために始めた事だが、結局それは自分をだますだけの行為であり、あの時の『自分』を呼び覚ます事はできなかった。

「弱くなったもんだなぁ・・・」

かえってその行為が、今となっては虚しく思える。
昔の自分は、どうしてあんなに強かったのか。
どうして今の自分は、こうも衰えてしまったのか・・・。
この戦いで終わってしまうと思うと、自分が情けなく思えてくる。

「昔って、どうやって勝ってたっけなぁ・・・」

以前にも、こんな場面があった。
ドラグノフと、もう一人のライバルである『シャドーストライカー(通称SS)』に挟まれたながらも勝てたあの時代。
瞬間的にその場面がフラッシュバックした。

「・・・」

あの時は、危機的状況だったにもかかわらず、ZANは二人を倒した。

「・・・そうか」

その場面が蘇ったと同時に、ZANは今の自分に何が足りないかを思い出した。

「足りないんじゃない・・・」

高校の時、サバイバルゲームを始めてするようになり、そこからチーム戦をするようになるにつれて、単独行動ではなく集団で戦うようになるうち、忘れていた事。
司令塔として戦ううちに忘れていた、『戦う』と言う事。
いずれまた個人戦に戻る時には、すっかり忘れていた感覚。
そして今回は引退試合、どこか勝ちにこだわるうちに、忘れていた想い。

「邪魔をしていただけか・・・」

あの時、『ソニックシューター』と呼ばれていたあの時、ZANは勝ち負けを意識していなかった。
あったのは、『狩り』をすると言う感覚だけ。
勝てなくても次があると思うと、負けることは怖くなかった。
その感覚だけが、ZANを突き動かしていた。

勝ち負けではない。
ただ目の前にいる者を『狩る』と言う感覚。
少しずつその感覚が戻ってきた。

「タキオン(超光速粒子)開放」

カチッ

DINOの手元にある、オートとセミオートを切り替えるスイッチ。
本来ならこの2つしかないはずだが、DINOにはもう1つスイッチが付いていた。
改造によりこのDINOは、1秒間に44発を発射する事が可能になるシステムが導入されていた。
長らくこのモードだけは使っていなかった。
夜間射撃訓練では、自分の居場所を教えるための材料になってしまう上に、超光速連射システムは、シリンダーがいつ壊れてもおかしくないからだ。

しかし、ZANに迷いは無かった。
その封印を解いた瞬間、すっと立ち上がり、DINOを握りしめる。
そして・・・

「・・・」

『ソニックシューター』は、悪魔のような笑みを浮かべた。


本部に戻ったドラグノフと参加者は、用意されたシートに座りながら雑談をしていた。

「ドラグノフさん、あのZANさんってどんな人なんですか?」
「ん?あぁ、ソニックシューターの事?」
「なんでNES(ZAN・ドラグノフ・SSのチーム)のメンバーは、ZANさんの事をソニックシューターって呼ぶんですか?」
「そりゃ、単純にあいつが速いからさ。あいつが持っているPSG-1(DINOの正式名称)には、タキオンと言う改造が施されていて、マシンガンを超える連射が可能なんだ。」
「そんなの、反則じゃないんですか!?」
「一度使わせてもらえば分かるさ。あんなもん実践で使ってたら、すぐ弾は尽きるし、下手したらシリンダーが壊れるかもしれない。」
「確かに・・・」
「それに、複数に囲まれたとしたらどうだ?」
「どうって・・・あ!」
「スナイパーライフルをマシンガンのように改造したとしても、マシンガンより遥かに重い。そんな物を対複数で使ったとしたらどうだ?」
「振り回せないですね・・・」
「そうだろう?それじゃ、もし仮にそんな物を『片手』で振り回せる奴がいたとしたらどうする?」
「そんなの、ただのバケモンじゃないですか」
「ま、つまりはそう言う事だ」
「え・・・、まさか・・・、うそでしょ・・・」
「それがソニックシューターだ。だけど、ここ何年もあいつは本気を出してない。仮にあいつが本気になったら、俺たちが束になっても勝てない。あまりに速すぎてね」
「それが、ソニックシューター・・・ですか」
「本気を出さないのか、本気を出せないのか知らんけどな」

時間を持て余した二人は、のんびりと雑談をしていた。
日よけとビニールシート。
日差しは強いが、日よけもあり気持ちのいい風も吹く。
穏やかな午後の風が、二人の間に流れていく。

「!」
「!」

その風に乗って、うっすらと聞こえた。

「今・・・何か聞こえましたよ!」
「あぁ」
「叫び声?いや、雄叫びのような・・・」
「始まったな」
「え?始まったって、何がですか?」
「ソニックシューターの『狩り』が」
「狩り!?狩りって何ですか?」
「眠れる獅子が目を覚ましたって事さ」


ぅぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!

ソニックシューターは、まるで自分の中にある何かを吐き出すかのような叫び声をあげた。
その叫び声は、まるで獣のようだった。

先ほどマシンガンを打ち込んだ者が、ソニックシューターに銃口を向けようとした。

「!?」

パアアアァァァァッ!!

「ぐあっ!」

DINOの銃口から、弾がまるでレーザー光線のように発射され、その者を捉える。

「ばかな・・・」

銃口をソニックシューターに向け始めた時、まだDINOの銃口は下を向いていた。
しかし、その者の照準がソニックシューターに合うより早く、DINOの銃口は、その者を捉え、撃ち抜いていた。

「片手だと・・・!?」

その者を捉えた事を確認し、ソニックシューターはその者に背を向け、元来た道を歩き始める。
その歩みは、ゆっくりと落ち着いた、まるで熊がのっしのっしと歩くかのようなペースで、ハンドグレネードが放たれた場所まで戻ろうとする。

その足音を、ハンドグレネード使いは聞き逃さなかった。
片手にハンドグレネードを握りしめ、もう片方の手でピンに指をかける。
そしてタイミングを見計らい、ピンを抜く。
ソニックシューターが来る事を計算し、その場にハンドグレネードを置き、建物の中へ走る。

ガッ!

「!?」

建物の中に入ると同時に、何かが弾き飛ばされるような音が聞こえる。
そして・・・

プシュッ!

「!!」

カラララララララッ!!
バチバチバチバチッ!!

建物の中に入った瞬間、すぐ後ろでハンドグレネードが炸裂する音がした。

「まさか、ハンドグレネードをこっちに蹴り飛ばしたのか!?うそだろ!まだ距離があったはず・・・」

ハンドグレネード使いは、ハッと気づく。
その気配は、建物の出入り口にゆっくりと近づいてくる。

「くそっ!」

出入り口から離れ、物陰へと体を滑らせる。
手元にあるハンドグレネードは、あと1発。
本来なら回収し、ガスと弾を充填したいところだが、今外に出ては確実に撃たれる事が分かっている以上、下手に動く事はできない。
ハンドグレネード使いは、片手にカスタムハンドガンを握り締め、息を潜める。

ザッ

ザッ

「きた!」

ソニックシューターが、出入り口を入ったタイミングを見計らい、物陰からカスタムガンをぶっ放す。

ガシャシャシャシャッ!!

このハンドガンもまた、フルオートで撃てるように改造が施されていた。
トリガーを引くと同時に、激しくブローバックし、弾が発射される。

ソニックシューターは、出入り口に入った瞬間、地面を蹴り、柱まで走り、背中を預けた。

カシュッ!

ソニックシューターが隠れた柱を確認したハンドグレネード使いは、瞬間的にハンドグレネードのピンを抜き、ソニックシューターのいる柱を目掛けてハンドグレネードを投げようとした。

「!!」

しかし、ハンドグレネード使いがそれをする事を分かっていたかのように、ソニックシューターは柱からハンドグレネード使いに対してDINOを構えていた。

「ヒッ!」

ハンドグレネードを投げようとした瞬間、ソニックシューターの顔が目に入った。
その顔には、ゆがんだ笑みが浮かんでいた。
まるで殺人鬼のような・・・。
ゾッとした反動で、投げようとしたハンドグレネードが本来投げようとしていた方向とは少しずれた方向に飛ぶ。

パアアアアアァァァァァッ!!!!
カカカカカカカカンッ!!!

DINOの銃弾が、ハンドグレネードを捉える。
おびただしい銃弾を浴びたハンドグレネードは、速度を失い、ソニックシューターが隠れている柱と、とハンドグレネード使いの隠れている物陰の間に落ちた。

そして、ハンドグレネードが炸裂する。
ソニックシューターには当たらなかった、ハンドグレネード使いは、瞬時にそれを悟った。

「バケモンかよテメェは・・・っ!」

ゴッガガン・・・

「えっ?」

ハンドグレネード使いの側に、黄色い円筒状の物が落ちる。

「なっ!」

それは、ハンドグレネードだった。
それを投げたのは、紛うことなくソニックシューターだった。
慌てて物陰を蹴り、その反対側にある物陰に移動したハンドグレネード使い。

「・・・!」

しかし、ハンドグレネードは、いつまで経っても炸裂しない。

「な、なぜ!?・・・ハッ!!」

不発のハンドグレネードに向き合ったハンドグレネード使い。
ハンドグレネードが不発である事に気を取られていたが、次の瞬間ゆっくりと後ろを振り返る。

「俺の勝ちだ」

そこには、DINOをこちら向けたソニックシューターが立っていた。

「お、お前!まさか!」
「アンタが使ったハンドグレネードを使わせてもらったのさ。だが良く考えてみろ、俺がガスと弾を込めている時間があったと思うか?」

あのハンドグレネードは、先に出入り口付近で炸裂したハンドグレネードだった。
それをソニックシューターが拾い上げ、ついさっきハンドグレネードが炸裂し終わった直後に投げたものだった。
よくよく考えてみれば、ピンをセットしない限りは弾を充填する事はできない。
しかし、ハンドグレネードの炸裂と共に抜いたのかと思ったハンドグレネード使いは、『その音を聞き逃した』と錯覚してしまったのだ。
ピンはすべて自分の手の中にあるはずなのに、瞬間的にそのハンドグレネードをかわそうとしてしまったのだ。

ハンドグレネード使いは、負けを認め、本部席に戻ろうとした。
基本的には、ヒットしたら負けと言うルールだが、至近距離での被弾は、あまりにも痛すぎる。
そう判断したソニックシューターは、『俺の勝ちだ』と言い、勝敗の判定を宣言した。

ハンドグレネード使いは、新潟を拠点として戦ってきた猛者だった。
サバイバルゲームの中では、常に上位に君臨するストライカーだったが・・・

「ハンドグレネードを弾かれたのは初めてだよ。それも2回も・・・」

勝負がつき、建物から出る際、ハンドグレネード使いは言った。
その表情は、どこか清々しささえあった。

「ハンドグレネードを見たのは初めてだが、そう言う物があると言う事は知っていた」
「初めてだったのか!?ハンドグレネード!」
「あぁ」
「な、なんて奴だ・・・。」
「俺が本気で戦うときは、頭の中にはたった一つの信念しかないんだ。そこに相手の武器が何であるかは関係ない」
「その信念って?」

建物の出入り口、前を歩くソニックシューターに対してそう問いかけたハンドグレネード使い。
出入り口1m手前でソニックシューターは立ち止まり、前を向いたまま、振り向くことなくこう言った。

「『躊躇いは命取り』だ」


戦いが始まってから10分の間に、驚くことが色々起きた。
ドラグノフがやられ、今大会大本命だったハンドグレネード使いがやられた。
そして、目覚めたソニックシューター。

その後、ソニックシューターは場所を移動し、地の利を生かし敵を殲滅していく。
ハンドグレネード使いを倒したところから、3人と対峙し、勝利をもぎ取る。

しかし、その幕引きは意外なものだった。
4人目との対峙の最中、DINOの銃弾が尽きたのだ。
装填する間も無かったソニックシューターは、あっけなくやられた。
その瞬間、ソニックシューターの戦いは終わったのだった。


本部席に戻ると、ドラグノフが退屈そうに昼寝をしていた。

「ん?何、お前負けたの?」
「負けた負けた」
「ハンドグレネード使いが戻ってきたとき、ソニックシューター復活か!?とか思ったけど」
「いや、一瞬だったけど、戻った気がしたよ、当時の自分に」
「でも負けたんだろ?」
「俺、よく考えたら、タキオンを封印したのは、結局最終的には弾切れで負けることが多かったからだったような気がする」
「俺はそのタキオンによくやられてたけどな」
「結局そう言うのが嫌で、色々考えて今の自分に落ち着いたんだなぁ~って思ったら、ソニックシューターは若気の至りだったような気がしてきたよ」
「そうか」
「でも、何か自分らしく戦えてよかった気がする。最高の引退試合だったなぁ~」

ZANはそう言うと、シートに腰を下ろし、『あぁ~っ』と伸びをし、手を後ろにつき、空を見上げた。

「今更だけど、何かもう少しやりたくなってきた」

ZANがそう言うと、ドラグノフが嬉しそうに言った。

「一番初めに三の輪台公園でやった時のこと覚えてるか?」
「あぁ、覚えてる覚えてる。高校の遠足の時、エアガンでやったよな~みんなで」
「お前その時真っ先に負けて、全く同じこと言ってたぞ」

ドラグノフがそう言うと、空を見上げていたZANは、静かに目を閉じた。
そして・・・

「また、時間ができたらやろうか、みんなで」


青く広がった空には、雲ひとつ無かった。

空気もカラッとしていて、時々吹き抜ける風が気持ちよかった。

あの日のように・・・、優しく、優しく、風は流れていた。

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