シオンの、わくわくライフ

毎週日曜日、鋭意更新中。暫くブログのあちらこちらがちょいちょい変わります(。-∀-)

夜間射撃訓練小説風?( ゚∀゚)

-8月28日-

22:30 浴室

夜間射撃訓練が行われる前に、いつも決まってする儀式がある。
それは、水風呂に入る事。
ある時を境にやり始めた事で、それ以来欠かした事がない儀式である。

体を洗い、水を張った風呂に体を沈めていく。
水温は、おそらく20度未満。
まだ夏とは言え、正直かなり冷たい。

夜間射撃訓練が近づくに連れて、段々と気分が高揚してくる。
体を落ち着かせるために始めたこの儀式、体の芯が冷え、肺にまで到達するころには、呼吸によって口から吐き出される吐息も、冷気を帯びてくる。
時間にして、大体10分程度、冷たい冷水に体を沈める。

水風呂から上がり、体を拭く。
全く汗が出ず、体は死体のように冷たい。

23:05 自室

戦闘服に身を包み、電気を消した部屋で、目を閉じ瞑想をする。
戦闘服・・・と言っても普段着だが、黒いズボンに黒のロンT。
夏とは言っても、勝つためにできるだけ肌の露出を隠す。
そのために、ロンTを着るのだ。

冷え切った体からは、未だに汗が出ない。
まだまだ冷えたままだ。

少しずつ、体の血液の温度が上がってくるのを感じる。
それとともに、水風呂に入る前とは違った高揚感が、体温の上昇と共に体に広がる。

23:15 自室

目を、ゆっくり開く。
するとそこには、目を閉じる前とは違った存在が生まれる。
橘シオンではなく、コードネーム『Shadow』(シャドウ)と言われていた頃の私。
準備は整った。

23:25 市内某所、夜間射撃訓練会場本部

今日の夜間射撃訓練に参加するメンバーが、本部に集まる。
人数は、私を含め過去最多の18名。
これから敵となる人間である。

参加者は、常連から飛び入りまで様々。
しかし、今回は圧倒的に飛び入りが多い。

常連は、私と、コードネーム『Dragunova』(ドラグノフ)。
このDragunova、まだ私たちが夜間射撃訓練をサバイバルゲームと呼んでいた頃からいるメンバーなのですが、過去の勝率40%と言う凄腕なのです。
前回は、このDragunovaと最後の最後まで残り、挙句やられてしまいました。
私の勝率は、おそらく10%程度だろう。

それ以外は、全員飛び入りらしい。
どうやら、Dragunovaの知人のサバイバルゲーム愛好家らしい。

全員が顔を合わせたところで、夜間射撃訓練運営局から、簡単にルール説明を受ける。
ルールは以下の通り。

1.基本的に個人戦
2.サイレンサー、ロングストロークマガジンは、原則として使用禁止
3.24時に、開始の合図でロケット花火を一発上げる
4.敵の弾を受けたときは、自己申告でゲームを中断し、本部へ戻る
5.2時間以内に勝負がつかなかった場合、そこで一度、生存者名分のロケット花火を打ち上げる
6.勝負が付いた場合か、3時間経っても勝負がつかなかった場合、ゲーム終了の笛付きロケット花火を打ち上げる
7.緊急事態の判断は、各自行う


ルール説明が終わったところで、一旦解散する。

23:XX 夜間射撃訓練会場某所

広い会場内、どこから敵を追い詰めていくかは、非常に重要である。
私たちの夜間射撃訓練は、基本的に個人戦なので、一人一人作戦が異なるが、大きく分けて二つの作戦に分かれる。
それは、殲滅型と潜伏型である。

殲滅型は、移動しながら敵を殲滅させていく作戦である。
敵との遭遇率の低い広い場所では、この作戦が非常に有効である。
何より、戦っていると実感出来る作戦であり、サバイバルゲームの楽しさを、存分に満喫できる。
加えて、敵の潜伏ポイントを判断しやすい。

が、当然移動を伴うため、体力が徐々に削がれていく。
長時間戦う上では、人並みはずれた体力・集中力・精神力が要求される。

もう一つの潜伏型は、その場にじっとしていて、敵が来たら狙撃する・・・と言う作戦である。
先ほどの殲滅型とは、長所と短所が逆転する作戦である。
殲滅型と違い、体力の消耗を抑える事が出来る分、敵の居所を掴みにくい。

そしてこの潜伏型の最大の弱点は、敵に見つかった場合、こちらは気づきにくい場合があると言う事。
避ける前にやられてしまう場合が多い。

この二つのどちらを選ぶかが、勝敗に大きく左右すると言っても過言ではない。
私は、頭の中で作戦を思い浮かべつつ、静かにゲーム開始を待った。

そして、潜伏ポイントに到着して十数分後、ゲーム開始の合図が上がった。

24:00 ゲーム開始

今回私が選んだ作戦は、潜伏型である。
しかし、本来の潜伏型とはちょっと違う、賭けを含んだ作戦をとる事にした。

今回の会場は、以前にも使われた場所で、そこそこ広い。
面積は、1Km×1.5Km。
その中には、お堀があったり城があったり樹木があったりと、かなり目立った障害物が多い。
前回は、端から端へと移動しつつ敵を殲滅したのだが、結局最後の最後でやられてしまった。

なので今回は、潜伏しつつ移動し、敵を迎え撃つ事にした。
強いて言えば、潜伏系殲滅型だろうか?
ゲームが始まって10分程度は、全く動かずに敵が動くのを待つ。

24:10頃 潜伏地点にて

今回の参加者の特徴は、個人戦に慣れてないメンバーが多いと言う事。
持ち寄った武器を見ても、サブマシンガンを持っているメンバーが多かった。

夜間射撃訓練に多く参加している者は、最終的にどの武器が最も使い勝手がいいか分かっている。
サブマシンガンは、複数対複数でやりあうにはいいかもしれないが、完全個人戦では向かない武器である。

周囲に敵の気配が無いことを確かめ、作戦開始。
私が持ってきた武器は、ハンドガン2丁である。
それを、弾を全て撃ちつくすまで乱射する。

普通のサバイバルゲームと違い、夜間射撃訓練、文字通り夜行われる。
加えて、完全個人戦なので、敵がどこにいるか分らない。
千里眼や超能力でも持ってない限り、自分の目と耳が敵を見つける上での頼りである。

手持ちの武器の弾を、全弾撃ちつくす。
そこまでの音がすれば、何人かは音のする方へ集まってくる。
そこで集まってきた者同士を戦わせるのが、一つの作戦である。

しかしこの作戦は、同時に自身も危機にさらされるのだ。
敵が集まってくると言う事は、当然私も狙われる可能性がある。
なので、弾を撃ちつくしたところで、直ちにその場を離れるのだ。

走りながら、次の潜伏地点を目指す。
同時に、撃ちつくした銃のマガジンを出し、スペアのマガジンと交換する。

次なる潜伏地点し移動中、前方から敵が現れる。
先ほどの音につられた参加者だろう。
当然のごとく、向こうもこちらに気づき、戦闘体勢に入る。
サブマシンガンを構え、こちらを狙ってくる。

しかし、相手が構えるより早く、こちらは地面に伏せる。
複数対複数と一対複数では、戦術が全く違うのだ。
複数対複数の場合は、自分が負けても、見方が敵を倒してくれればいいが、完全個人戦になると、いかに相手の弾に当たらないかと言う事が重要になってくる。
こちらが地面に伏せる事で、相手から見ると的が小さくなり、狙いにくくなる。
個人戦に慣れてないと身につかない戦術だ。

パララララララッ!!

相手のサブマシンガンが火を噴く。
地面を転がりながら相手のサブマシンガンの弾を避ける。
人間の心理として、地面に伏せた人間=動かないと思うものである。
心理戦も、個人戦では重要なファクターだ。

従って、敵のサブマシンガンの弾道は、私が元々いた場所を射抜く。
私が移動すると共に、相手の照準も的を追いかけてくるが、若干こちらのほうが早い。
相手が私を捕らえる前に、私の照準が相手を捕捉する。

パンッ!!

その瞬間、まず一人目をしとめる事に成功。
何とか初戦は突破である。

24:XX 移動中

一人目を射止めたところで、すぐさま次の潜伏地点へ。
先ほど私がいた潜伏地点から、大量のサブマシンガンの発砲音が聞こえる。
何人いるかは分らないが、かなりの音が聞こえる。
とりあえず、最初の作戦は成功したようだ。

XX:XX 第二潜伏地点

第二潜伏地点に移動してから、空になったマガジンに弾を装填する。
目を閉じ、音だけを頼りに、周囲の様子を伺う。
どうやら、周囲に敵はいないようだ。

潜伏型も殲滅型同様、集中力をかなり使う。
遠距離から狙われる事もあるから、当然それにも注意しなくてはいけない。

ザッ・・・ザッ・・・

目を閉じて気配をうかがっていると、どこからか人が歩いてくる音がする。
私のいる場所は、周囲からは丸見えである。
しかし、これはあくまでも、明るければの話だ。

夜間射撃訓練の戦術として、もう一つ大事なものが、明暗の使い分けである。
さほど距離が離れてない位置にいる二人、一方は明かりが当たっており、一方は明かりが当たってない状態だと、明かるい場所にいる者は、暗がりにいる相手を極端に見つけにくくなる。
これも、夜間射撃訓練をしてないと身につかない戦術の一つだ。

距離にして20m、こんなに近くにいるのに、相手は私に気づかず目の前を通過する。
相手が通り過ぎて、射程範囲からギリギリ外れるや否やのところで、後ろから狙撃する。
一撃である。

26:00 第二潜伏地点

ゲーム開始の合図を含めると、二度目のロケット花火が上がる。
本部は会場の中央にあるので、どこにいても音は聞こえる。

パンッ

パンッ

パンッ

パンッ


4人も残っている。
この中に、Dragunovaはいるのだろうか?

何はともあれ、ここから先は自分の足で敵を見つけないといけない。
この場所に潜伏していても敵を捕捉することが出来ない以上、勝つためには作戦を変えるしかない。

26:XX 会場某所

会場の外周を回りつつ、敵を探す。
相手は3人、今は私を含め何人生存しているのか分らない。

そんな事を思っていると・・・

パララララララッ!!

発砲音だ。
それも、確実にこちらを狙ってきた音だ。
どこにいるか分らないが、少なからず着弾の音から、敵がどの方向にいるかは特定できた。

ただ、地形を考えると、確実にこちらが不利である。
敵から逃げるように、全力疾走で走り出す。
少し向かった先に広場があるから、そこで迎え撃つ事にしよう。

26:XX 会場内広場

敵から距離をとりつつ、広場に到着。
どうやら、足はこちらの方が速かったようだ。

広場に潜伏して、敵が来るのを待とう。
そう思って物影に向かおうと思った矢先、自分のすぐそばから殺気を感じた。

パララララララッ!!

瞬間的に走ると、直前まで自分のいた空間を、敵が放った弾丸が通過しいくのが分った。
この広場には、私よりも前に、先客がいたようだ。

敵がどこにいるか分らないが、向こうはこちらが見えている。
とりあえず走り、物陰に隠れる。

ザッ・・・ザッ・・・

先客が、こちらに向かって歩いてくる。

パララララララッ!!

サブマシンガンの弾丸が、私の隠れているゴミ箱に当たる。
相手はどうやら、Dragunovaではないようだ。

パララララッ!!

すると、広場にいた先客よりも後方から、サブマシンガンの音が聞こえた。
どうやら、私を追ってきた敵が、先客をしとめたらしい。

ザッ・・・ザッ・・・

しかし、再びこちらに歩み寄ってくる音が聞こえる。
どうやら、こちらの位置は把握されてるようだ。

ゴミ箱から、相手をと伺おうと顔を少し覗かせたら・・・

パララララララッ!!

キンキンッと、弾丸がゴミ箱を叩く音が聞こえる。

顔を出した瞬間に、相手は私を狙いにくるだろう。
顔は出せない、相手はサブマシンガン、状況は圧倒的に不利。
相手のマガジンの中には、何発弾が残っているのだろうか。

しかし、お前はDragunovaじゃない。
お前は俺の戦い方を知らない。
勝つのは俺だ。

背負っていたバッグを肩から外し、手にもつ。
ゴミ箱を背にして、右手にバッグ、左手にハンドガンを持つ。
これが最後の勝負だ。

右手に持っていたバッグを左に放り、次の瞬間右側へ体を捻り、半身だけ出した左手を相手に向ける。

パララララララッ!!

パンパンパンパンッ!!


お互いに、それぞれの弾丸が獲物をしとめた。
私は、敵を。
敵は、私の放ったバッグを・・・。

瞬間的に飛び出してきた物を狙う・・・。
人間の心理を利用した戦術。
相手は、ゴミ箱から飛び出してきた物が私だと瞬間的に判断し、そちらに照準を合わせた。
反対側に照準を合わせるまでのコンマ数秒は、安全地帯となる。
Dragunovaでなければ、瞬間的にそれが人間ではないと判断するのは不可能だ。
なぜなら初参戦の者は、それが私の戦術だと知らないからだ。

敵を倒したところで、すぐに弾丸を装填する。
先ほど、ロケット花火は4発上がった。
当然、今確認している2人を除くと、敵はもう1人残っている可能性がある。

ここでのやり取りは、残っているかもしれないもう1人に聞かれた可能性がある。
すぐに場所を移動しないといけない。

26:XX 会場内某所

先ほどの広場を離れ、再び移動を開始する。
まだ残っているかもしれない敵は、残り1人。
油断は出来ない。

敵を探しつつ移動する。
どれぐらい移動しただろうか、生存者を知らせる26時のロケット花火から、まだ1時間は経っていない。
あと1人は、どこにいるのか・・・。

そう思って移動していると・・・

ピイィィィィィィィッ・・・

パンッ!!


試合終了を知らせる、笛付きロケット花火が上がった。
この瞬間、今大会の勝者決まった。

26:45 夜間射撃訓練会場本部

最後の一人である私が戻ったところで、全員が顔を合わせた。
負けたというのに、皆満足そうな顔をしていた。

Dragunovaはと言うと、どうやら開始30分程度でやられたらしく、その後は本部にて、のんびりDSをしつつ時間を潰していたそうだ。
よくよく見ると、割と悔しそうな顔をしている。

全員集まったところで、優勝賞金が私に渡された。
実は、夜間射撃訓練が始まる前に、参加費として、一人200円を払うのだ。
集まった金の一部は、夜間射撃訓練運営費(ロケット花火代)として使われるが、残りは優勝者に支払われる。
今回は参加者が多かったので、3000円ほどの賞金を得る事が出来た。
思わぬ臨時収入であるが、それ以上に戦いに勝利できた事が、何よりも嬉しく、そして名誉に感じた。

5年近く勝てなかったが、今回久々に勝てた。
が、飛び入りの参加者は、サバイバルゲームには慣れていると言っても、夜間射撃訓練には慣れていない、言わば素人だ。
今後勝率が上がるように、作戦・心理的な方面を磨きをかけようと思う。
体力面を伸ばすのは、年齢的に難しいだろうからね。
まぁ、衰えないようには注意するつもりだけど。

こうして、久々の夜間射撃訓練は幕を閉じた。



こんばんは、橘です(・∀・)
早速、昨日の夜行われた夜間射撃訓練の話を、小説風に書いてみました(´∀`*)
まぁ、途中グダグダだった気もしますが( ̄Д ̄;;

何時に帰ってきたのか良く覚えてないのですが、一つだけ言えることは、玄関の鍵を閉めた後の記憶がないって事ぐらいですね(;´Д`)
よっぽど疲れていたのでしょう、気づいたらちゃんと寝巻きに着替えて布団の中でした(-ω-)
着替えて布団に入った記憶がない・・・。
疲れてたんだな(;´Д`)

そんな今日は、昨日の疲れを癒すために、一日家でのんびりしてましたヽ(*´∀`)ノ
朝10時ごろまで寝て、その後ゲームをし、昼飯を食べた後、再び昼寝。

午後6時ごろに起きた後は、花に水をやり、買い物に行き、夕飯を食べる。
本当に疲れているらしく、まだ体の痺れが抜けません。
いい感じの筋肉痛です(´∀`*)

そして、すごく喉が渇く( ̄Д ̄;;
尋常じゃなかったんだな、昨日の汗は・・・。

今夜はF1があるので、早めにブログを更新して、のんびりF1鑑賞をしたいと思います。
何はともあれ、昨日は楽しい一日だった(ノ´∀`*)


さて、明日は月曜日です。
仕事が終わった後に、労働組合役員選挙があります。
なので、帰ってくる時間が遅くなります(-ω-)

役員選挙の最中弁当が出ますが、控えめに食べて、帰り際にどこか店に寄ってこようかと思います( ゚∀゚)
賞金も入ったしね(ノ´∀`*)
まぁ、軽いものになるだろうけど。

明日も忙しくなりそうだけど、頑張って仕事してこようヽ(*´∀`)ノ
今日の疲れ、明日に引きずりませんように( ̄Д ̄;;

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